ベストBOOKS 2023
トレーナーTomoが2023年に読んだ本のTOP3を紹介します。2023年出版ランキングではなく、僕が2023年に初めて読んだ本からです。2023年も100冊ぐらいあったので、トップ3を選ぶのは難しかったですが、自分への復習のために作ってみました。
注意点
基本的に英語版だったので、日本語版のクオリティについては評価できません。
2023年に二度目に読んだ本はランキングに入っていません。
フィクション
A Tale for the Time Being (あるときの物語)- Ruth Ozeki
The Pilgrimage (星の巡礼) - Paulo Coelho
Flowers for Algernon (アルジャーノンに花束を)- Daniel Keyes
選外(せんがい) Honorable mentions:
Project Hail Mary(プロジェクト・ヘイル・メアリー) - Andy Weir
Tomorrow, and Tomorrow, and Tomorrow(トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー) - Gabrielle Zevin
Blacktop Wasteland(黒き荒野の果て) - S.A. Cosby
ノンフィクション
Omnivore’s Dilemma(雑食動物のジレンマ) - Michael Pollan
OUTLIVE - Peter Attia
The Art of Living - Thich Nhat Hanh
選外(せんがい) Honorable mentions:
The Wager - David Grann
Burn(運動しても痩せないのはなぜ) - Herman Pontzer
The order of Time(時間は存在しない) - Carlo Rovelli
2023年も100冊ぐらいあったので、トップ3を選ぶのは難しかったですが、自分への復習のために作ってみました。注意点:基本的に英語版だったので、日本語版のクオリティについては評価できません。2023年に二度目読んだ本はランキングに入れていません。
フィクション
A Tale for the Time Being (あるときの物語)- Ruth Ozeki
読むべき理由:ストーリーの流れ、書き方がとてもユニークでクリエイティブ。
どんな人が読むべきか:映画「君の名は。」が好きだった人。
読み終えたらすぐに「The Book of Form and Emptiness」も読んでオゼキさんのファンになりました。日本にも住んでいたオゼキさんは東日本大震災が彼女の考え方に大きな影響を与えたようで、彼女が伝えたいことは日本人として興味深い内容だと思います。オゼキさんは禅の僧にもなっていて、これもストーリーに影響があります。リアルな世界を描く中で不思議なことが起きる、このバランスが好きでした。
The Pilgrimage (星の巡礼) - Paulo Coelho
読むべき理由:時間とお金を使わなくても主人公と通して貴重な学びができる。
どんな人が読むべきか:パウロ・コエーリョの本「アルケミスト」が好きだった人。
1987年の小説。タイトル的に日本では売れなさそうだけど、全く重くなく、宗教的に深い訳ではないワクワクする物語。ヨーロッパに旅に行きたくなる。「アルケミスト」に感動してパウロ・コエーリョさんの本は何冊も読んだけど、ヒット&ミスがありました。残念だと思った本が続いたのでコエーリョさんの本は諦めようと思っていたときに出会ったのがこれです。必ずスペインに行きたくなります。
Flowers for Algernon (アルジャーノンに花束を)- Daniel Keyes
読むべき理由:映画やドラマではこのストーリーの10%しか伝わらない。
どんな人が読むべきか:ラブストーリーが好きな人。
1959年に初出版。今更? ドラマなどではみたことがあったのですが、本は今年が初めてでした。終わったときに思ったことは「これは映画とかドラマにしない方がいい」。本としてしか伝えられない魅力でいっぱいだからです。この本で何よりも魅力を感じた部分はラブストーリーです。三角関係の中、本当の愛に辿り着く。これがとてもうまく説明できていて素晴らしい。
ノンフィクション
Omnivore’s Dilemma(雑食動物のジレンマ) - Michael Pollan
読むべき理由:食べている物がどこから来たかを考えるようになる。
どんな人が読むべきか:食べ物を食べる人。
2006年に出版された長年ベストセラーになってきた超有名な本。18年近く前の本で情報が古いと思い今年まで読まなかったのは間違いでした。2024年になっても重要な情報であり、もっと早く読んでおくべきでした。アメリカの食文化のチェンジに最も大きな影響を与えた本とも言えるなか、18年でPollanさんが願うほど変わっていない事実もあります。日本ではこの本は昔出版されたバージョンしか残っていないようで残念。電子版もなさそう。
OUTLIVE - Peter Attia
読むべき理由:とても頭のいい人が最も信頼度の高い研究結果を分析して、我々が100歳運動会で活躍するには今何ができるかを教えてくれる。
どんな人が読むべきか:ノンフィクションの本を読み慣れている人。慣れていないと「深すぎる」とか「難しい」と思う可能性がある。
ライブランでFOREVER23に参加しているなら何度も聞いた名前、医師ピーター・アティア。彼のポッドキャストでは6年前から本を書いていると言っているのになかなか出版されなくて、2023年にやっと出た。日本語版はまだのようです(2024年1月時点)。運動、睡眠、食事、薬・サプリなどの考え方が一つの本にまとまっているので便利です。でも最もよかったのは最後のチャプター、感情の健康。ここだけはピーターは医師として書いているのではなく、患者として書いています。
The Art of Living - Thich Nhat Hanh
読むべき理由:この本は日本語版がない可能性がある。彼の別の本でも全く問題ありません。
どんな人が読むべきか:マインドフルネスに興味がある人
ベトナム出身であるティク・ナット・ハンはフランスで、主にキリスト教の人々にマインドフルネスを教えてきた平和活動のリーダー。正式には「仏教者」であるけど、日本人のイメージする仏教の教えとはかなり違う。2023年に「The Art of Living」を読んだ後、彼の本を11作読み終えることになりました。彼は2022年に亡くなっているのに新しい本の出版が続いている理由は彼の教え子たちがPlum Villageから発信を続けているからのようです。12冊全ておすすめですが、この本は彼が最も大事だと思っているコンセプトがうまくまとまっているので選びました。
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