Happy脳内物質:ドーパミン
私たちのエナジーレベルをコントロールする上で、理解しておきたい、4つのHappy脳内物質のひとつ、ドーパミンとはいったいどういったものなのでしょうか?
ドーパミンはわたしたちに目標に向かって行動を起こさせ、その目標(タスク)を達成したときに生産されるホルモンです。このドーパミンが生産されることをドーパミンラッシュといいます。
例えば早起きして、ライブランを20分走ったら、すごく誇らしく気持ちがいいですよね。それは早起き、20分のランニングを達成したことでドーパミンが生産されたことによる結果です。
イメージとしては、何かを達成したら、あなたの脳が、”Yay! Highfive ! ”という感じであなたとハイファイブをしている感じです。
ドーパミンはちょっとした中毒性もあります。美味しいスイーツのように、あなたをやみつきにするのです。
なのでひとつなにかタスクを達成して生産されたドーパミンによって、またその感覚を得たくて、同じタスクを再びこなしたくなることも、ドーパミンの性質のひとつです。またここでいうタスク(ゴール)は、月に200キロ走る、といった大きなものだけではなく、朝起きて5分読書をする、といったような、どんなに小さなタスクでも、ドーパミンラッシュを起こすことができます。
一度、ライブランでエクストラポジティブモーニングランで、朝一にベッドメイキングをすることがなぜパワフルなのか、という話をしたことを覚えているでしょうか?
これは、元Navy SEAL最高司令官のWilliam McRaven氏が、University of Texas at Austin, 2014 Commencement Addressにて、“If you wanna change the world, start off by making your bed.”から始まるスピーチが話題になった、という話でした。
これは、どういった考え方かというと、 朝一でベッドを整えることで、1日で1番はじめのタスクをコンプリートすることができ、タスクを達成すると、ちょっとしたプライドを得ることができ、また次のタスクを達成したくなる、そしてその次、その次の次、次の次の次の、、という風に続いていくというものでした。そして夜、1日を振りかえるとのその最初の小さなタスクを達成したことが、そのほかの多くのタスクの達成に結びついたことに気づくでしょう。というものでした。
この考えかたも、このドーパミンの働きを理解していれば、なるほどなと納得できますよね?
しかし、このドーバミンラッシュががうまく機能すればいいのですが、間違った方向に働くことがもあります。その1番の例が、あなたのスマホに次々とSNSから送られてくる通知です。
ツイッターやインスタグラムで、いいね!をもらうととても嬉しいですよね!これはいいねをもらったことで、またその通知をみたことでドーパミンラッシュを経験しているのです。
そして、またこのいいね!の通知をみてドーパミンラッシュを感じたく、3分おきにインスタやツイッターを何気なく開いているなんてことはないでしょうか?
アプリ開発者は頭がいいので、ありとあらゆる手を使ってこのドーパミンラッシュを再現し、みなさんをアディクトにしようとします。
おもしろいのは、わたしたちの脳は、どうやったら、なにをしたらこのドーパミンラッシュを引き起こすことできるかを記憶してしまうことです。なので、一度フェイスブックのいいね通知でドーパミンが生産できると知ると、脳はそれにむけて私たちに行動させようとします。
みなさんも寝る前にベットにはいって、たった5分だけのつもりでインスタを開いたら、5分が10分に、10分が30分に、そして気づいたら2時間たっていた!なんてことも経験したことはあるのではないでしょうか?
さらにドーパミンはみなさんもご存知の通り、私たちを興奮させるホルモンですので、睡眠にはとても不適切なホルモンです。
こういったことから、次回必要以上にSNSで時間を費やしすぎたり、またはSNSに没頭しすぎて、大切な睡眠に影響がで出したら、今日の話を思い出して、”おっと、これはドーパミンラッシュが起きてるぞ!”、と客観的に自分を観察しましょう。
とはいっても、友達と繋がっていたり、ライブランナーと繋がる上でもSNSはとても便利です。ぼくもSNSは毎日のように使いますが、ぼくがSNSをコントロールするのであって、SNSがぼくをコントロールする、とは絶対にならないように気をつけています。
具体的には、、、
必要のない通知はオフにする。本当に必要な通知、たとえばライブランはスタートを遅れたくないので必要ですが、インスタグラムの”いいね”の通知なんてなくてもなんの問題もないので、オフにしています。
または、時間帯によってはメッセージアプリの通知をきっています。仕事であっても、友達であっても、メッセージをみてしまうと、ドーパミンが生産され、睡眠の妨げになります。なので、就寝2時間まえにはメッセージアプリの通知をきります。本当に緊急事態なのであれば、相手も電話をかけてくるはず。それ以外のメッセージアプリで自分にはいってくることは、緊急ではないことほとんどです。。
そして、就寝最低1時間前にはエアプレーンモードにする。通知の音やバイブを聞くだけでも、人によっては、ドーパミンがしっかりと生産されてしまいます。
このドーパミンの働きを知ったので、うまくドーパミンラッシュを味方にしていきましょう!
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