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BizRun: バナナがスーパーから消える!?


水曜日のビズランではバナナビジネスについて学びました。一言でまとめると「汚い過去を持っているビジネス」。No.1だったチキータの、その真似をしたドールも、ホンジュラス共和国などの中米の国々に傷をつけてバナナを世界一のフルーツに輝させました。100年前だと殺し屋を雇って労働者組合のリーダーを暗殺させたり、現地の人を安い報酬で雇い、大量の農薬に触れさせたりすることができました。


ビジネスもスタートアップの頃は儲けることを中心に考えていればいいかもしれませんが、スケールアップすると儲かること以外にも、働いている人たちへの影響、地球への影響のことなど責任が増えてくることがこのケーススタディーで学べたのではないでしょうか。


世界には1000種類以上のバナナが存在するが、私たちが口にするバナナはキャベンディッシュという品種のみ。大量生産に適しているからです。世界中で売られているバナナが同じDNAを持っているのです。だから一つが病気になると、全てが同じ病気にゆくゆくはなる。


現在、パナマ病がパワーアップしてTR4というカビが世界中のバナナ農園を滅ぼしているのです。台湾の農園はほぼダメ。フィリピンでもどんどん増えてきています。中米でも発見されています。このままだとバナナが絶滅危惧と言われています。


どうするのか?

「バナナの世界史」と言う本を書いたダン・コッペルさんは

遺伝子組換え作物、GMO(genetically modified organism)のバナナが答えだと言います。

遺伝子組換えて、パナマ病にならないバナナを作る。

ついでにバクテリアもつきにくいDNAにする。

遺伝子組換えバナナに賛成ですか?

きっと99%の人が遺伝子組換えバナナに反対というでしょう。


ではこれはどうでしょう。


10代のホンジュラスの女性が大量の農薬により病気になる。

vs.

遺伝子組換えバナナを受け入れて農薬を使わない。


どっちがいいとなると答えが難しくなってきます。


日本人ならバナナがない世界でもいいやってなるかもしれません。でもアフリカやアジアではバナナが栄養確保の大きなパートになっている国もあるのです。


アフリカの子供たちが餓死することを受け入れる

Or

遺伝子組換えバナナを受け入れる。


どっち?


正しい答えなどないかもしれませんね。


このケーススタディーはダン・コッペルさんの本をベースにして作りました。

バナナの世界史――歴史を変えた果物の数奇な運命 (ヒストリカル・スタディーズ)

ダン・コッペル、 黒川由美

Banana: The Fate of the Fruit That Changed the World

Dan Koeppel


英語ですがドキュメンタリー映画、「Banana Land: Blood, Bullets & Poison Documentary」もYoutubeで無料で見ることもできます。



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