サーチ・インサイド・ユアセルフ

Google社内向けのクラス、「Search Inside Yourself」で教えているコンセプトを紹介する本。マインドフル瞑想で世界平和を達成しようと考えるタンさん。
お坊さんにならないと瞑想からの価値を味わえないと思っている考えをひっくり返そうとしている。一般人にも瞑想を受け入れてもらうには、通常の仕事でも役立つとアピールする必要がある。彼はダニエル・ゴーマンの「Emotional Intelligence」感情知能(EQ)のコンセプトを取り入れてこのSIYクラスを開発している。仏教のコンセプトも入っているけど、ほぼ隠している。ときには仏教の考え方からズレた部分もある。

残念だと感じた部分。
ゴーマンのEQコンセプトを取り入れることで、現代の生活でどうマインドフルネスを取り入れるかが具体的にわかる。でもそれによって元にある、マインドフルネスの深いコンセプトの一部を失っている。よく企業のクラスで学ぶ、スキルを覚える方向になっていて、このように覚えたスキルは数年で薄くなる恐れがある。もっと深いレベルでマインドフルネスを身につけることができると、今後どのような場面に遭遇しても、自分で答えを生み出すことができると感じる。一方、深いレベルの教えには、多くの人は引いてしまう。世界平和を目指すには多くの一般人が受け入れてくれる形ではないといけない。難しい課題ではある。

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